グーグルアース活用に関する紹介サイトです

　Google Earthは、有償版と無料版があります。

　パソコンにGoogle Earthをインストールしていない方は、以下より、無料版のGoogle Earthをダウンロードし、インストールして下さい。

　Google Earth ダウンロード

　KML（Keyhole Markup Language）は、Google EarthやGoogle Mapsで使用されているXML（Extensible Markup Language）形式の言語で、地理的情報を定義している言語です。
　XML形式の言語は、< >で囲まれたタグと、タグで囲まれたデータで構成しており、KMLのタグ名称や構成等は、Open Geospatial Consortium (OGC)で管理しています。
　KMLファイルの1行目はXML宣言で、2行目はKML名前空間宣言で、3行目から具体のデータ内容です。
　KMLファイルのファイル拡張子は、.KMLです。
　一方、Google Earthで扱うことができるKMZファイルは、KMLファイルをZIP圧縮して拡張子を.KMZにしたファイルです。KMZファイルの内容を見るには、KMZファイルの拡張子を.zipに変更し、これを解凍することでできます。

　Google Earth（グーグルアース）は、地球上の任意の場所を3次元として見ることができるアプリケーションです。
　グーグルアース上に任意の画像をオーバーレイすることで、その画像を立体的に（3次元として）見ることができます。
　ここでは、グーグルアースに画像をグランドオーバーレイする（地面に貼り付ける）方法（GeoTIFF以外の画像）について紹介します。

　上記は、富士山周辺に「dog.jpg」という画像をオーバーレイするkmlファイルです。

　保存するファイル名の拡張子を.kmlとし、保存形式は、UTP-8形式として下さい。

　上記の「dog.jpg」の部分にオーバレイしたい画像ファイル名を記載します。

　オーバーレイする場所は、タグnorth、south、east、westで囲まれた部分に、緯度経度を入力することで指定します。

　タグrotationでは、画像の回転角を指定します。

　グランドオーバーレイ・デモファイルのダウンロード

　Google Earth（グーグルアース）上で、衛星画像（GeoTIFF以外。例として、ビットマップ）をオーバーレイし、最終的にKMZファイルを作成する方法について紹介します。
　なお、GeoTIFF画像は、直接、グーグルアース上に画像をドロップすることでオーバーレイすることができます。
　ここでは、Landsat8の温度画像（白黒画像に加工したビットマップ）を、グーグルアースにオーバーレイします。
　（関東地方におけるLandsat8のGeoTIFF画像が持っている位置情報は、グーグルアースの位置とは多少ずれています。このため、手動で位置を修正する必要があります。）

　メニュー「追加」→「イメージオーバーレイ」を選択します。

　　　　　

　「名前」ボックス欄に、オーバーレイする画像の名前（任意）を記載します。ここでは、名前を「温度」とします。

　　　　　

　次に、「リンク」右横の「参照」ボタンをクリックし、オーバーレイする画像ファイルを指定します。ここでは、「温度.bmp」画像をオーバーレイするため、これを選択します。

　　　　　

　「リンク」欄にオーバーレイする画像ファイルが指定されました。また、指定した画像が適当な位置にオーバーレイされました。
　この後、ダイアログボックスの「場所」をクリックし、画像の東西南北の緯度・経度と回転角を直接指定することができますが、ここでは、手動（地図を見ながら）で画像の位置を指定する方法について掲載します。
　ダイアログボックスの「OK」ボタンを押します。

　　　　　

　左側に追加された「温度」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

　　　　　

　「編集　イメージオーバーレイ」のダイアログボックスが表示されます。ここで、このダイアログボックスを地球の表示位置から移動させます。

　　　　　

　温度画像を地球上の位置に一致するよう、移動、拡大・縮小、回転させます。

　　　　　

　最終的に、上記のように温度画像を地球上の位置に一致させます。

　　　　　

　位置合わせ等が終了したため、ダイアログボックスの「OK」ボタンを押します。

　　　　　

　これで、オーバーレイは終了です。最後に、結果のファイルをKMZ形式で保存します。

　　　　　

　画面左側の「温度」を右クリックし、「名前を付けて場所を保存」を選択します。ここでファイル名を付けると、画像とKMLファイルがKMZファイル（圧縮）として保存されます。 　　　　　
　なお、KMZファイルを解凍すると、画像ファイルとKMLファイルになります。