強調処理について説明します

強調処理

リニアエンハンスメント処理

 画像階調を強調する方法として、一般にリニアエンハンスメント処理(直線強調処理)が用いられます。

 リニアエンハンスメント処理は、強調したい階調幅のLow(最小値)を階調0に、High(最大値)を階調255に引き伸ばすことによって、色調を強調する方法で、LowとHigh間を直線(リニア)で設定するものです。

 これが曲線の場合は、γ(ガンマ)曲線が用いられます。

 リニアエンハンスメント処理の関数は、次のようになります。

enhancement

 リニアエンハンスメント処理に使用するLowとHighは、通常、横軸に階調をとり、縦軸にピクセル数をとったヒストグラムを見て決定します。

histogram

 この図では、Lowが33、Highが100になります。

 強調処理を施していない生のフォルスカラー画像に対して、リニアエンハンスメント処理を施した例を以下に示します。

enhancement


2値化処理

 エンハンスメント処理において、LowとHighの値が1つだけ違う場合、画像は、白色と黒色のみで表されます。

 この画像を2値化画像といい、この処理を2値化処理といいます。


シュードカラー処理

 我々の目は、モノクロームの階調の違いを判断するよりも、同じ階調であれば、色の違いの方が識別が容易です。

 このため、モノクロームの階調を判読し易くするために、モノクローム画像をカラー画像に置き換える処理(シュードカラー処理)を施します。

 シュードカラー(擬似カラー)は、例えば、モノクローム階調の100を、緑色に割り当てたり、モノクローム階調の255を赤色に割り当てたりするなど、モノクローム階調をすべてカラーに置き換えて表示するものです。

 衛星画像の単バンドをシュードカラー画像で表示した例を以下に示します。

pseudo